お弁当の由来や起源

日本でのお弁当は中身は違っても、どの家庭でも学校や職場に持っていくのはごく普通のことで、弁当の由来や起源はそれほど考えたこともなかった方が多いと思いますが、弁当の由来は、中国の言葉で「好都合」や「便利な事」を意味する「便當(べんとう)」が語源と言われています。日本に入ってきて「便道」「弁道」の漢字がつけられ、その後、弁えて(そなえて)用に当てるという意味から現在の弁当になったようです。起源は平安時代に頓食(とんじき)」と呼ばれたおにぎりのほか、「干し飯(ほしいい)」と呼ばれる、調理済みの乾燥米が携帯用の食料としていたころから始まっています。

海外で日本のお弁当が人気

数年まえから、海外で注目されている日本のお弁当。そのまま「BENTO」として世界に広まっています。一番初めに日本のお弁当に注目したのは、日本の文化にとても関心が高いフランスです。フランスでもヒットしている日本のアニメや漫画で登場人物がお弁当を食べるシーンがきっかけで広まったそうです。海外のお弁当は、調理をせずに食べ物をそのまま容器に入れることが多く、日本のお弁当は見た目も良く、たくさんの種類のおかずを入れることでバランスの良い食事ができるところが人気のようです。

海外のお弁当事情

海外のお弁当は容器に食べ物をそのまま入れるスタイルが主流で、サンドウィッチや野菜スティック、スナックやビスケット、果物などが多いようですが、スペインやフランスでは家が近い人は家まで食事をしに帰宅する場合が多く、韓国では持ち寄ったそれぞれのおかずはみんなで食べ合うのだそう。中国では冷めた食事をする習慣がないので、弁当の場合は温めてから食べるそうです。インドではお弁当配達を専門にする配達員が各家庭を回って、お弁当を回収し、ランチタイムに合わせて届けるというのが主流だそうです。

キャラ弁

キャラクターをごはんやおかずを使って作るお弁当、キャラ弁はもうご存知ですよね。主婦がブログでキャラ弁を紹介したことをきっかけに広まり、自分が作ったキャラ弁をブログに載せる主婦が急増しました。また、キャラ弁の本もたくさん出ていて、海外でもキャラ弁は注目を集め、日本のキャラ弁の作り方を教える本も出版されています。